包茎とは?種類と特徴について:手術は必要か?
包茎の種類について解説します。
仮性包茎
日本人に最も多い包茎のタイプは、通常時には亀頭が包皮で覆われているが、指で剥くことで簡単に露出させることができる状態を指します。
この状態を仮性包茎と呼びます。
仮性包茎の場合、勃起時には亀頭が自然に露出する場合と、ほとんど皮が被ったままの場合があります。
真性包茎
包皮の口が非常に狭く、亀頭を露出させることができない状態を真性包茎と呼びます。
真性包茎では、勃起時に痛みを感じることが一般的であり、そのため性行為が困難になることがあります。
また、包皮の内側を清潔に保つことが難しいため、衛生面での問題もあります。
カントン包茎
「カントン(嵌頓)」という用語は、物がはみ出して元に戻りにくくなる状態を指します。
カントン包茎では、包皮の口が狭く、亀頭を露出させるとカリ首で締めつけられる状態を指します。
無理に亀頭を露出させると元に戻らないことがあり、腫れや痛みを伴う場合があります。
程度によっては、性行為に支障をきたすこともあります(例えば、痛みを感じて勃起が持続しないなど)。 包茎の症状は、一般的に上記の3つのタイプに分けられます。
どのタイプも、陰茎を覆う皮が狭くなっており、その結果、陰茎の先端が露出しません。
この状態によって、感染が起こる可能性や尿の排出が困難になる可能性など、さまざまな症状が引き起こされることがあります。
八王子での包茎手術の7種類の術式とは?
八王子での包茎手術には、大きく分けて7種類の術式があります。
それぞれの術式にはメリットとデメリットがあり、患者さんの包茎の状態や希望に合わせて最適な方法が選択されます。
- 環状切開術: 従来の包茎手術で、包皮を切除する方法です。
- 亀頭直下埋没法: 包皮の内側を縫い縮める方法です。
- 陰茎根部切開法: 陰茎根部の皮膚を切開する方法です。
- 切らない手術: ヒアルロン酸注射などを行って包茎を改善する方法です。
- クランプ法: 特殊な器具を使って包皮を切除する方法です。
- 背面切開術(dorsal slit包茎手術): 包皮の背側に切開を行う方法です。
- 包皮剥離法: 包皮と亀頭を剥離する方法です。
八王子での環状切開術による包茎手術とは?
環状切開術は、包茎治療における最も一般的な手術方法です。
包皮を亀頭付近で切除し、縫い合わせることで亀頭を露出させる方法です。
環状切開術の手術方法
- 局所麻酔:陰茎根部に麻酔注射を行います。
- 包皮切除:余分な包皮を環状に切除します。
- 縫合:吸収糸で皮膚を縫い合わせます。
環状切開術の手術時間
約30分~1時間です。
環状切開術の術後の経過
- 腫れや痛み:手術当日は腫れや痛みが出ることがありますが、数日で落ち着きます。
- 抜糸:必要ありません。吸収糸を使用するため、自然に溶けていきます。
- 日常生活への復帰:通常、1週間程度で日常生活に復帰できます。
環状切開術のメリット
環状切開術は、包茎手術の中でも一般的な方法の一つで、特に真性包茎やカントン包茎の治療に用いられます。
この手術の主なメリットは以下の通りです:
- 費用が抑えられる: 環状切開術は他の包茎手術方法と比較して比較的安価であり、自由診療のクリニックでは約5万円前後が一般的です。健康保険が適用される場合の費用は1万円~2万円程度となります。
- 手術時間が短い: 手術は約20分から30分程度で完了し、日帰りでの手術が可能です。これにより、患者さんの生活への影響を最小限に抑えることができます。
- 失敗するリスクが低い: 比較的単純な手術プロセスであるため、手術の失敗リスクが低く、安全性が高いとされています。
- 性感が低下するリスクが抑えられる: 基本的に包皮小帯(裏筋)を残すため、性感が低下するリスクが少ないです。
また、勃起時の陰茎の長さを計測してから包皮を切除するため、手術後の突っ張り感がないと言われています。
環状切開術のデメリット
- 傷跡が残る
- 術後に一時的に亀頭の知覚が鈍くなることがある
環状切開術のリスク
- 出血
- 感染
- 縫合不全
環状切開術が適している人
- 包茎が重症で、亀頭が露出できない人
- 包茎による炎症や感染を繰り返す人
- 性生活に支障がある人
環状切開術を受けられない人
- 凝血障害がある人
- 感染症がある人
- 糖尿病など、全身疾患のある人
環状切開術の費用
約3万円~10万円です。
八王子での亀頭直下埋没法による包茎手術とは?
亀頭直下埋没法について
亀頭直下埋没法の概要
亀頭直下埋没法は、包茎治療の手術方法の一つです。
包皮の内側を縫い縮めることで、亀頭を露出できるようにするものです。傷跡が目立ちにくいのが特徴です。
亀頭直下埋没法の手術方法
- 局所麻酔を行い、包皮を切開します。
- 切除した包皮の内側を縫い縮めます。
- 亀頭と包皮を縫合します。
亀頭直下埋没法の手術時間
約30分~1時間
亀頭直下埋没法のメリット
- 傷跡が目立ちにくい
- 痛みが少ない
- 術後の腫れが少ない
- 回復が早い
亀頭直下埋没法のデメリット
- 他の手術方法に比べて費用が高い
- 熟練した医師が必要
- 感染症のリスクがある
亀頭直下埋没法の適している方
- 軽度~中等度の包茎
- 傷跡が目立たないことを希望する方
- 痛みが少ない手術を希望する方
亀頭直下埋没法の不適応の方
- 重度の包茎
- 炎症がある方
- 出血傾向のある方
亀頭直下埋没法の術後の経過
- 術後は包皮に包帯を巻きます。
- 1週間~10日後に抜糸します。
- 術後2~3週間は、激しい運動や性行為を控えます。
亀頭直下埋没法の費用
約20万円~30万円
亀頭直下埋没法のリスク
- 感染症
- 出血
- 傷跡の肥厚
- 亀頭の知覚過敏
亀頭直下埋没法の医療機関の選び方
- 亀頭直下埋没法を専門としている医師がいる医療機関を選ぶ
- 複数の医療機関を比較して、費用や実績などを確認する
- 疑問点は医師に相談する
八王子での陰茎根部切開法による包茎手術とは?
陰茎根部切開法について
陰茎根部切開法は、包茎の手術法の一つです。
陰茎根部の皮膚を切開することで、包皮が亀頭を覆うのを防ぎます。
陰茎根部切開法の手術方法
陰茎根部切開法は、局所麻酔で行われます。
陰茎根部の皮膚を切開し、余剰包皮を切除します。その後、縫合して手術は終了します。
陰茎根部切開法の手術時間
手術時間は、約30分から1時間です。
陰茎根部切開法の術後の経過
術後は、包皮が腫れたり、痛みを感じたりすることがあります。通常は、数日で腫れや痛みは治まります。
陰茎根部切開法の適している方
陰茎根部切開法は、以下の場合に適応されます。
- 真性包茎
- 包皮が亀頭を覆い、排尿時に痛みを感じたり、排尿困難を起こしたりする場合
- 包皮が亀頭を覆い、性交時に痛みを感じたり、性交困難を起こしたりする場合
陰茎根部切開法に適していない方
陰茎根部切開法は、以下の方には適していません。
- 感染症がある場合
- 凝血障害がある場合
- 糖尿病など、全身疾患がある場合
陰茎根部切開法の費用
陰茎根部切開法の費用は、医療機関によって異なりますが、約3万円から10万円です。
陰茎根部切開法のメリット
陰茎根部切開法のメリットは、以下の通りです。
- 手術時間が短い
- 術後の回復が早い
- 傷跡が目立ちにくい
陰茎根部切開法のデメリット
陰茎根部切開法のデメリットは、以下の通りです。
- 亀頭が過敏になることがある
- 包皮が短くなる
陰茎根部切開法のリスク
陰茎根部切開法のリスクは、以下の通りです。
- 出血
- 感染
- 傷跡の肥厚
- 亀頭の知覚過敏
陰茎根部切開法のまとめ
陰茎根部切開法は、包茎の手術法の一つです。
手術時間は短く、術後の回復も早いため、包茎の治療法の一つとして検討してみてはいかがでしょうか。
八王子での切らない手術による包茎手術とは?
切らない包茎手術: ヒアルロン酸注射などを行って包茎を改善する方法
切らない包茎手術の概要
包茎は、亀頭が包皮で覆われていて、亀頭を露出できない状態を指します。
包茎は、男性の約10人に1人が罹患する一般的な疾患です。
従来の包茎治療法は、包皮を切除する手術でした。
しかし、切らない包茎手術は、ヒアルロン酸注射などを行って包茎を改善する方法です。
切らない包茎手術の種類
1. ヒアルロン酸注射
亀頭の根元にヒアルロン酸を注射することで、亀頭を大きくし、包皮を押し上げることで包茎を改善する方法です。
切らない包茎手術のメリット
- 手術が簡単で、短時間で終了する
- 痛みが少ない
- 傷跡が残らない
- 局所麻酔のみで行うことができる
切らない包茎手術のデメリット
- 効果は半永久的ではなく、定期的な注射が必要
- 費用が高額
- すべての包茎に適応しているわけではない
2. 牽引法
包皮を毎日牽引することで、包皮を徐々に伸ばし、包茎を改善する方法です。
包皮を毎日牽引する方法のメリット
- 手術が不要
- 費用が安い
包皮を毎日牽引する方法のデメリット
- 効果が出るまでに時間がかかる
- 痛みや違和感がある
- 毎日続ける必要がある
3. 切らない包茎手術のその他
- 包皮を固定するリングやテープを使用する方法
- レーザー治療
切らない包茎手術の適応
切らない包茎手術は、軽度から中等度の包茎に適応しています。
重度の包茎には、切除手術が必要になる場合があります。
切らない包茎手術の費用
ヒアルロン酸注射の費用は、クリニックによって異なりますが、約10万円~20万円です。牽引法は、約1万円~3万円です。
切らない包茎手術のリスク
切らない包茎手術は、比較的安全な治療法ですが、次のようなリスクがあります。
- 感染症
- アレルギー反応
- 痛みや腫れ
- 効果が不十分
切らない包茎手術のクリニック選び
切らない包茎手術を受ける場合は、経験豊富な医師がいるクリニックを選ぶことが重要です。
八王子でのクランプ法による包茎手術とは?
クランプ法:包茎治療における特殊な器具による切除方法
クランプ法は、包茎治療における代表的な手術方法の一つです。特殊な器具である「クランプ」を用いて包皮を切除する、比較的新しい技術です。
クランプ法の特徴
- 手軽さ: 他の手術方法と比べて、比較的容易で短時間で施術が完了します。
- 低侵襲: 出血量が少ない、傷跡が小さいといった利点があります。
- 安全性: 縫合が必要ないため、感染症のリスクが低いと言われています。
- 日帰り手術: 入院の必要がなく、当日帰宅することができます。
クランプ法の手術方法
- 局所麻酔を行い、包皮にクランプを装着します。
- クランプで包皮を圧迫し、血流を遮断します。
- 圧迫された包皮は自然に壊死し、数日後に脱落します。
クランプ法の適応
- 軽度から中等度の包茎
- 出血傾向がない方
- 傷跡が目立ちにくい方法を希望する方
クランプ法の注意点
- 亀頭が敏感な方は、術後に痛みを感じる場合があります。
- 包皮の切除範囲が不十分になるケースがあります。
- 術後に包皮が再び癒着する可能性があります。
クランプ法の費用
医療機関によって異なりますが、約10万円~20万円程度です。
クランプ法のメリットとデメリット
クランプ法のメリット
- 手術が簡単で短時間で済む
- 出血量が少なく、傷跡が小さい
- 入院の必要がない
- 感染症のリスクが低い
クランプ法のデメリット
- 亀頭が敏感な方は痛みを感じる場合がある
- 切除範囲が不十分になるケースがある
- 癒着する可能性がある
クランプ法が適している方
- 軽度から中等度の包茎
- 出血傾向がない方
- 傷跡が目立ちにくい方法を希望する方
- 手術時間を短くしたい方
クランプ法が適していない方
- 重度の包茎
- 出血傾向がある方
- 完全に包皮を切除したい方
クランプ法以外にも、包茎治療には様々な方法があります。
それぞれの方法にはメリットとデメリットがあり、最適な方法は患者さんの状態によって異なります。
包茎治療を検討している方は、泌尿器科を受診して、医師と相談しながら自分に合った方法を選びましょう。
八王子での背面切開術(dorsal slit包茎手術)による包茎手術とは?
背面切開術(dorsal slit包茎手術)について
背面切開術は、包茎の手術方法の一つで、包皮の背側に切開を行い、包茎を改善するものです。
背面切開術の手術方法
- 局所麻酔または全身麻酔を施します。
- 包皮の背側に縦方向に切開を行います。
- 切開した部分を縫合します。
背面切開術の手術の利点
- 比較的簡単な手術です。
- 術後の痛みや腫れが比較的少ないです。
- 傷跡が目立ちにくい。
背面切開術の手術のリスク
- 出血
- 感染
- 傷跡の肥厚
- 包皮の感覚鈍麻
背面切開術の手術後の経過
- 手術当日は安静に過ごします。
- 翌日以降は、シャワーや入浴が可能です。
- 傷跡が治るまで、激しい運動や性交渉は避けてください。
背面切開術が適している人
- 包茎が軽度から中等度の人
- 傷跡が目立ちにくい手術を希望する人
- 術後の痛みや腫れを抑えたい人
背面切開術が適していない人
- 包茎が重度の人
- 凝血障害のある人
- 感染症にかかっている人
背面切開術の費用
- 約10万円~20万円
背面切開術の手術を受ける前に
- 複数の医療機関でカウンセリングを受け、自分に合った手術方法を選択することが大切です。
- 手術のリスクや副作用について十分に理解しておきましょう。
八王子での包皮剥離法による包茎手術とは?
包皮剥離法: 包皮と亀頭を剥離する方法
包皮剥離法は、包皮と亀頭を剥離する医療行為です。包茎の治療や、包皮炎の改善など、さまざまな目的で行われます。
包皮剥離法の種類
包皮剥離法には、大きく分けて2種類あります。
- 手術による包皮剥離
- 非手術による包皮剥離
手術による包皮剥離
手術による包皮剥離は、包皮を切除する方法です。局所麻酔または全身麻酔で行われ、30分から1時間程度で終了します。
手術による包皮剥離のメリット
- 確実に包皮を剥離できる
- 再発が少ない
手術による包皮剥離のデメリット
- 痛みや腫れが伴う
- 傷跡が残る
非手術による包皮剥離
非手術による包皮剥離は、包皮を切除せずに剥離する方法です。
ステロイド軟膏や包皮拡張器などを用いて、包皮と亀頭を徐々に剥離していきます。
非手術による包皮剥離のメリット
- 痛みや腫れが少ない
- 傷跡が残らない
非手術による包皮剥離のデメリット
- 効果が出るまでに時間がかかる
- 再発の可能性がある
包皮剥離法の選択
包皮剥離法は、患者さんの年齢や症状、希望などを考慮して選択されます。
包皮剥離後のケア
包皮剥離後は、傷口の感染を防ぐために、清潔に保ち、適切なケアを行うことが大切です。